お腹まわりの肉をどうやって隠すか、服装で誤魔化そうと右往左往してみたが、どうにも隠しきれない。
だからといって、ランニングや、ジムに通うなんて、億劫でできない。
『ドローイング』はそんな方にピッタリのダイエット法です。
お金もかからない、時間もかからない、しかもツラくない。
でも、痩せられる。
今回は、ドローイングとはいったい何なのかから、
ドローイングの具体的な実践方法をまとめてみました。
ドローイングとは
巷で話題のドローイングとは何か、それを知るところから始めましょう。
そもそも、ドローインとは元々「drow in」という英語のことです。
この言葉には「息を吸う」という意味があり、ドローイングとはまさに、息を吸う運動といえます。
要するに、ドローイングとは、『腹式呼吸』を使って、『腹横筋を中心としたインナーマッスルを鍛えるダイエット法』のことをいいます。
通常、私たちは呼吸する時、胸を使っています。
ラジオ体操で行う深呼吸も、この呼吸法です。
これを胸式呼吸といいます。
対して、役者や声優、ミュージシャンなど、声を売りにする仕事をしている方々は、今回ご紹介する『腹式呼吸』ををしています。
腹式呼吸はうまく取り入れることで、インナーマッスルを鍛える事ができます。
特別な器具や場所を必要としないため、『スキマ時間に効率よく』行える点からも、時間に余裕がない方、気力に余裕がない方には、オススメのダイエット法です。
ドローイングのメリット
前述しましたが、ドローイングのメリットの1番は、
『時間がかからない、』ということです。
およそ、30秒から1分あれば、十分に行えるダイエット法なので、電車の中でも、リビングでも、仕事場でも、もちろん運動しながらでも、場所を問わず、時間帯を問わず、行えるのが良いところです。
また、『元々の筋力に影響を受けにくい、』というのもメリットの1つです。
ダイエット法やトレーニング法の中には、一定レベルの筋肉を必要とするものも見られますが、ドローイングは筋力に関係なく誰でも行えます。なにせ、『息を吸うだけ』なのですから。
そして、『続けやすい』ということもメリットでしょう。これは上記のメリットを見れば明らかですが、人も時間も場所も選ばないダイエット法ですから、誰でも継続しやすいはずです。
ドローイングダイエットの効果
気軽に手軽に誰でもできる、なんて言われても、本当に効果なんてあるのか。と、疑問を抱く人も多いと思います。
では、断定します。『効果はあります。』結果は出ます!
ドローイングを1ヶ月継続したおかげで、ウエストが『11センチ』減らした方もいます。
もちろん、元のウエストがどのくらいかにもよりますが、『平均的に3~4センチは、ウエストが細くなる』ことが確認されています。
このように、正しい方法で実践しさえすれば、『即効性も期待できる』のがドローイングの良いところです。
ドローイングのダイエット以外の効果
ドローイングのメリットは、ダイエット以外にも、いくつもの効果が期待できることです。
まず、ダイエットに間接的に関わるものとして、『基礎代謝の向上』があげられます。
ドローイングはインナーマッスルを鍛えるものであるため、当然、筋肉量が増加します。
筋肉量が増加すると、基礎代謝が上がります。
基礎代謝が上がると、汗をかきやすくなり、『痩せやすくなります。』
また、基礎代謝の向上は『冷え性やむくみ改善』にもつながります。
そして、『便秘の改善』にも良い効果をもたらします。ドローイングでは、お腹の内側を鍛えるため、臓器や腸の動きを刺激し、排泄を促します。
このように、ドローイングには、ダイエット以外にも、様々なメリットがあります。
楽にダイエットをしながら、体質も改善できれば、一石二鳥ですね。
ドローイングのやり方
それでは、いよいよ実践です。
ドローイングには、意識すべきポイントがいくつかありますので、方法と一緒に確認してくだいさいね。
以下にドローイングの手順を示していきます。
① お腹を膨らませながら、息を大きく吸い込む
この時、背筋をしっかりと伸ばしましょう。
姿勢が悪い(猫背)と、お腹を凹ませにくいので、ドローイングの効果が落ちてしまいます。
② 息を止める
お尻の穴を締める意識を持ちましょう。
空気が出ていかないように我慢するイメージです。
これにより、お腹の筋肉が多面的に刺激されます。
③ お腹を凹ませながら、息を絞り出して下さい
お腹が凹んでいるのを意識しましょう。
腹筋運動に似ていますが、お腹を見ると、意識しやすくなりますよ。
また、息は完全に吐ききって下さい。
④ お腹を凹ませた状態で、30秒間保つ
この際も、お腹を見ながら、お腹の筋肉が使われていることを意識しましょう。
上記の『①~④を繰り返し10回』行って下さい。
そうすれば、先述したような結果が期待できます。
ポイントを意識しつつ、取り組んでみましょう。
ドローイングの効果をさらに高める方法
効率&結果重視のドローイングですが、この効果をさらに高める方法があります。
その方法を見ていきましょう。
ドローイングの回数を増やす
当たり前の話ですが、腹筋運動と同じで、ドローイングも、『やればやるほど効果的』です。
一般的には『1日2セット』ですが、「俺はもっとできる!」という方は、
自分の能力に合わせて、3セット、4セットと増やしていくと良いでしょう。
しかし、注意点が1つあります。
決して、『やりすぎない』でください。
「ん? やればやるほど効果があるのだから、やりすぎるのもいいじゃないか」と思われたかもしれません。
しかし、そうとも言い切れません。
ドローイングに限った話ではありませんが、人間、やりすぎると、「終わった~」という達成感が前に出てきます。
『達成感は得てして、満足感に化けます。』
すると、たった数回のドローイングで「飽き」がきてしまい、継続することが困難になります。
いわゆる三日坊主の典型例ですね。
大切なのは続けることですから、無理に追い込むのではなく、自分のレベルにあった回数に留めましょう。
『回数を上げるときも、徐々に上げましょう。』
もう一度言いますが、やりすぎないでください。
運動しながらドローイング
上述のように、シンプルにドローイングするだけでもダイエット効果はあります。
ただ、さらに効果を上げる方法として、ランニングやウォーキングしながらドローイングを行うことをオススメします。
どちらか一方でも、良い意味でお腹に負荷をかけるため、効果的なのですが、両方を組み合わせることで、『効果は増大』します。
この類の『有酸素運動』は組み合わせることで、『カロリー消費が通常より、40%も向上する』といわれています。
内臓脂肪の燃焼にも効くため、より痩せやすくなります。
Vクランチとの併用
さらに高度な組み合わせがあります。
仰向けに寝てから、頭部を手で支え、状態を起こす。
同時に足を限界まで上げる。
ここで身体はVの字になります。
これをV字クランチといいます。
この状態で、先述したドローイングを行います。
かなり負荷がかかるため、この方法は、普段から鍛えている方のみに、オススメします。
ドローイングの注意点
先述した、「やりすぎない」というのも、ローイングをする上で、とても重要なのですが、
他にもドローイングを行う際に注意すべきことがあります。
それは、『満腹の時にはやらない、』ということです。
ドローイングの肝は、お腹を限界まで凹ませることです。
しかし、お腹が一杯になっていると、
膨らんだ胃が邪魔をしてしまい、『お腹が凹みにくく』なってしまいます。
こうなっては、効果半減。
せっかく、時間がない中、行うのですから、より効率的にやりましょう。
まとめ
手軽で気軽に取り組めるドローイング。
ダイエットのつもりで行っていたけれども、『同時に体質改善』にもつながっていた。
なんてことも、往々にして起こります。
また、その効果をさらに増大させるために、様々なトレーニングとの組み合わせが考えられます。
今回ご紹介しましたのは、そのホンの一部です。
お気に入りのトレーニング法・ダイエット法と組み合わせて、自分オリジナルのドローイングを行うのも、良いですね。
『短期間で、効果の出る』ドローイング。
ぜひ、皆様も試してみて下さい。